ジェームズ・ブラント、「少し気持ち悪い」ヒット曲振り返る 「ユア・ビューティフル」から20年
(CNN) 英国人歌手ジェームズ・ブラントの楽曲「ユア・ビューティフル」は愛される名曲だが、内容は一部の人が想像するものとは異なる――。ブラントはこのほど、SNSに動画と文章を共有し、この耳に残るヒット曲について振り返った。
ブラントは「20年前にリリースした曲で、私はこの家を買うことができた」とコメント。「薬でハイになって他人の恋人をストーキングする歌がこんなに共感を呼ぶとは、誰が思っただろう。ありがとう。あなた方はビューティフルだ」と語った。
2004年のデビューアルバム「バック・トゥ・ベッドラム」に収録された「ユア・ビューティフル」は05年、世界的なヒット作となった。
ブラントは20年、英紙ガーディアンに「ユア・ビューティフル」に関するエッセイを寄せ、この曲の着想源について言及していた。
「ある日、ロンドンの地下鉄に乗っていたところ、以前のガールフレンドが新しい恋人と一緒にいるのを見かけた」「目が合ったが、そのまますれ違い、帰宅して2分で『ユア・ビューティフル』の歌詞を作った」
ブラントはまた、この曲の成り立ちとファンの捉え方のギャップにも触れた。
「ずっとロマンチックだと思われてきたが、実は少し気持ち悪い曲だ」「ハイになった男(私)が地下鉄で他人の恋人をストーキングする内容だから。ただ、『あのとき何か言っていたら』と思う瞬間は誰にでもある」