世界最古のワイン、8千年前の痕跡見つかる ジョージア

2017.11.15 Wed posted at 10:45 JST

[PR]

(CNN) ジョージアで8000年前にさかのぼるワイン醸造の痕跡が見つかったとして、同国国立博物館などの国際研究チームがこのほど調査結果を発表した。

研究結果は13日の米科学アカデミー紀要に発表された。それによると、紀元前6000年~5800年のものと推定されるブドウからできたワインの痕跡が、新石器時代の土器の破片から見つかった。この年代は、それまでの定説よりも1000年ほどさかのぼる。

論文を発表したジョージア国立博物館のデービッド・ロードキパニジェ館長は、「ワインはジョージアが発祥地だったという我々の確信が、自然科学と考古学によって立証された」とコメントしている。

研究チームは、ジョージア各地で出土した土器の破片18個と、1960年の発掘による出土品を分析した。その結果、複数の破片からワインに含まれる酒石酸の陽性反応が出たほか、ブドウの花粉の痕跡も見つかった。年代は新石器時代初期の紀元前6000年~5000年と推定している。

この土器は、ワインの発酵から熟成、消費に至る全行程で使われていたと思われる。今回の研究プロジェクトはジョージアの国家ワイン局が助成していた。

今年8月にはイタリアのシチリア島で6000年前のワインの痕跡が発見され、同地のワイン醸造の歴史を塗り替える発見として注目された。

それまでは、イランで見つかった紀元前5400年~5000年のワインの痕跡が世界最古とされていた。

メールマガジン

[PR]