飲酒や大麻、成績優秀な生徒ほど「常習」の傾向 英調査

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英国では成績優秀な生徒の方が常習的に飲酒する割合が高いとの調査結果が出た

英国では成績優秀な生徒の方が常習的に飲酒する割合が高いとの調査結果が出た

(CNN) 英国では成績が優秀なほど飲酒したりマリフアナを使ったりする生徒が多いという調査結果が、22日の英医学誌に発表された。ただし喫煙者の割合だけは成績の低い生徒の方が優秀な生徒よりも多くなっている。

イングランドでは2014年までの10年間で、飲酒や喫煙をする14歳の子どもは減少した。2004年に14歳を対象に実施した調査では、12%が常習的に喫煙していると答え、23%は週に1回以上飲酒すると回答。17%は大麻を試したことがあると答えていた。14年の調査では、それぞれの数値は4%、6%、9%に低下した。

英国では18歳から飲酒が認められているが、16~17歳でも大人が一緒にいればビールやワインなどを食事とともに飲むことができる。

今回の調査はユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームがイングランドの私立校と公立校に通う生徒約6000人を対象に実施。アンケートをもとに、13~14歳の生徒が19~20歳になるまでの喫煙と飲酒、大麻の使用実態を調べ、成績との関係を調査した。

その結果、10代前半では、成績優秀な生徒は成績の低い生徒に比べて喫煙者の割合は少なく、飲酒は多いことが判明。大麻使用者の割合も優秀な生徒の方がわずかに多かった。

10代後半になると、成績優秀な生徒が常習的に飲酒する割合は成績の低い生徒の2倍に増加。ただし過度の飲酒は少ない傾向にあった。大麻を常用しているという生徒の割合も成績の低い生徒に比べてほぼ2倍に増え、使うことがあるという生徒は50%多かった。

ユニバーシティ・カレッジの研究者は考えられる理由として、「認知能力は新しい経験に対して開かれた姿勢や、学校での精神的刺激の乏しさに起因する退屈感に関連する」と解説。また知性の高い生徒の場合は「アルコールや大麻を融通してもらえる」年長の先輩とも打ち解けやすいのではないかとの見方を示した。

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