トランプ大統領、習主席とG20で首脳会談へ 中国非難も

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米国のトランプ大統領。来月日本で開催されるG20首脳会議の場で、習近平主席と直接会談する考えを明らかにした/Chip Somodevilla/Getty Images North America/Getty Images

米国のトランプ大統領。来月日本で開催されるG20首脳会議の場で、習近平主席と直接会談する考えを明らかにした/Chip Somodevilla/Getty Images North America/Getty Images

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は13日、中国の習近平(シーチンピン)国家主席と来月、日本で開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議の場で直接会談する意向を示した。ホワイトハウスでの記者会見で語った。

トランプ氏は「とても実り多い」会談になるとの見通しを示し、中国側が米国との通商交渉で合意を望んでいるのは確かだと述べた。

対中交渉の経緯については、「合意が95%まで出来ていたのに、こちらの代表団が中国へ出向いたところ、完全に合意していたことに応じられないと言われた。これは許せない」「そこで私は、よろしい、そういうことなら関税をかけろと命じた」と説明した。米国が主張する立場に大変満足しているとも語った。

米国が先週、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)分への追加関税を25%に引き上げたのに対し、中国側は13日、米国からの輸入品600億ドル分の関税引き上げを発表した。米国側はさらに、これまで対象外だった残りの中国製品にも追加関税を課そうと手続きを進めている。

米中両国の当局者らの間で、双方の隔たりを埋めるには首脳同士が直接会談する必要があるとの見方が強まっている。米国家経済会議(NEC)のカドロー議長も12日、トランプ氏と習氏がG20で会談する可能性に言及していた。

トランプ氏は13日午前、ツイッター上で中国の習氏と「たくさんの友人たち」に直接呼び掛け、このまま合意に達しない場合は米企業が中国からの撤退を強いられるため、中国が大きな損失を被ることになると警告。「素晴らしい合意がほぼ出来上がろうとしていたのに、そちらが反故(ほご)にした」と改めて非難した。

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