トランプ政権、対中関税引き上げ 中国は「報復」明言

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米国のトランプ政権が、中国製品に対する関税を10%から25%に引き上げた/Photo Illustration: CNNMoney/Getty Images/Shutterstock

米国のトランプ政権が、中国製品に対する関税を10%から25%に引き上げた/Photo Illustration: CNNMoney/Getty Images/Shutterstock

香港(CNN Business) トランプ米政権は10日、中国からの2000億ドル(約22兆円)分の輸入品に課す追加関税を、これまでの10%から25%に引き上げた。中国政府は直後に声明を出し、「必要な報復措置」に踏み切る考えを明らかにした。

関税の引き上げは米東部時間の10日午前0時1分に発効した。

中国商務省はこの数分後に声明を出し、「深い遺憾の意」を表明。「必要な報復措置に踏み切らなくてはならない」としたうえで「米国が我が国に歩み寄り、既存の課題に対してともに取り組むことを期待する。協力と話し合いを通じて、これらの課題を解決したい」と述べた。

中国側の反応を受け、アジアの株価は下落した。

米中間の貿易協議をめぐっては9日、中国の劉鶴(リウホー)副首相率いるチームがワシントンに到着した。現状を認識したうえで劉氏は「米国側との合理的かつ率直な意見交換を望んでいる」と述べた。中国国営新華社通信が伝えた。

同氏はまた、中国側の見解として、関税引き上げは問題の解決につながらず、米中両国並びに世界全体にとっても害を及ぼすものだと指摘した。

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