トランプ氏、NATOを通じたウクライナへの武器供与で合意 費用は同機構が全額負担

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ロシアの攻撃で破壊された車の整備工場=6月18日、ザポリージャ/Kateryna Klochko/AP

ロシアの攻撃で破壊された車の整備工場=6月18日、ザポリージャ/Kateryna Klochko/AP

(CNN) トランプ米大統領は10日、NBCニュースに対し、米国が北大西洋条約機構(NATO)を通じてウクライナに武器を供与することでNATOと合意し、NATOがそれらの費用を「100%」負担すると述べた。

NBCは、トランプ氏が「NATOに(地対空ミサイル)パトリオットを送り、NATOがそれを配布する」と述べたと伝えている。

10日にトランプ氏と電話会談を行ったNATOのルッテ事務総長は、X(旧ツイッター)に「ウクライナがより多くの弾薬を確保し防空システムを強化できるよう、先ほど各国首脳にさらなる支援を求めた」と投稿した。「トランプ大統領とちょうど会談したところで、ウクライナに必要な支援を提供するために同盟国と緊密に連携している」

ルビオ米国務長官も同日、米国がウクライナへのパトリオット砲台の供与について欧州諸国と「積極的に」協議していると述べた。

トランプ氏は先に、政権がウクライナにパトリオット防空システムを新たに送るかどうかを検討していると示唆した。

「彼らはそれを望んでいるだろうし、求めている。ウクライナには多くのシステムが送られているので、これは非常に希少なものだ」とトランプ氏は9日に述べた。「しかし、我々はそれを検討する必要がある。非常に高価なシステムだ」

トランプ氏は10日のNBCとのインタビューで、「ロシアに失望している」と語ったうえで、14日にロシアに関する「重要な声明」を発表すると予告したが、詳細は明らかにしなかった。

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