パリ発・上海行き、機体の故障相次ぎ3日かけ到着 仏航空会社

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シャルル・ド・ゴール空港に駐機するエールフランスの機体=17年1月/BERTRAND GUAY/AFP/Getty Images

シャルル・ド・ゴール空港に駐機するエールフランスの機体=17年1月/BERTRAND GUAY/AFP/Getty Images

北京(CNN) フランスの航空会社大手「エールフランス」は15日までに、パリ発、上海行きの自社便AF116が機内での煙発生、派遣した代替機の故障などに相次いで見舞われ、目的地に到達するため3日間かけ、計3機の動員を迫られる異例の事態があったと報告した。

パリを10日夜に離陸し、11時間の飛行で11日午後に到着予定だった上海には14日午後にやっとたどり着いていた。乗客乗員は280人で、けが人はいなかった。

同社は声明で「特異な状況発生」に遺憾の意を示し、乗客に謝罪した。その上で、安全飛行が最優先事項であるとも強調した。

エールフランスによると、パリを離陸した米ボーイング社製777―300ER型旅客機内でまず機器故障が生じ、11日にロシアのシベリア地方に位置するイルクーツク市に臨時着陸を強いられた。ロシアのスプートニク通信は、地方の空港当局者の話として機内で煙が発生するトラブルが起きたと報じた。

エールフランスは地上での修理作業が短時間で終わらないと判断し、代替機の派遣を決定。新たな777型機が飛来したものの空港に着陸後、今度は機体故障が判明したという。この後、別の777型機を再度向かわせ、上海へ飛ばす手間を強いられていた。

乗客乗員はこの間、夜にもなると零下約20度に襲われる酷寒の地に閉じ込められていた。

この中で、搭乗していた中国人乗客の1人は中国のツイッター版である「微博(ウェイボー)」に臨時着陸後の対応などへの不満を投稿。ホテルの部屋に入る前、2度にわたって長い待機を強いられたとし、自らの荷物に近付けず、イルクーツクの行政当局者が押さえていた旅券も取り戻せなかったなどと批判。

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