名門大学への第一歩? マンハッタンの幼稚園事情

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ニューヨーク(CNNMoney) 米ニューヨーク・マンハッタンに住む富裕層の間で、子どもを名門幼稚園に入れるための競争が過熱している。「ここで失敗したらハーバード大学に入れない」と、思い詰める若い親も少なくない。

マンハッタンに住むカナダ出身のライター、ジュディ・バタリオンさんは、英国人の夫との間の一人娘、ジーちゃんが生後半年を迎えたころ、周囲の友人たちから「入園準備教室にはもう申し込んだ?」「園のチャリティーに寄付した?」「カウンセラーはつけた?」と質問攻めに遭って驚いた。やがて、マンハッタンで子どもを私立幼稚園に通わせたいなら、これは避けて通れない道だと悟ったという。

かつて私立学校受験のコンサルタントを務め、保護者へのアドバイスを挙げた著書もあるカレン・クインさんによれば、マンハッタンの私立幼稚園の費用は決して安くない。年間4万ドル(約400万円)という園もある。親にはその額を出せる経済力に加え、激しい競争を突破するための作戦が必要だ。

アマンダ・ウーリーさんはマンハッタンで私立学校や幼稚園への入学、入園に向けたサポート・サービスを提供している。毎年約1500人の顧客が、1万5000ドルから3万5000ドルの料金を払って相談に訪れる。

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