名門大学への第一歩? マンハッタンの幼稚園事情

ウーリーさんによれば、定員16人の幼稚園に400人が殺到するといったケースもある。ある親は社会性の発達を促す教室に子どもを通わせ、別の親は2歳の子を「バイオリンの天才」と売り込む。ウーリーさんがこれまでに相談に乗った中で、クリントン元大統領に推薦状を依頼した親が10人以上いた。1人はローマ法王に依頼したという。

バタリオンさんは周囲の勧めに従って、多くの園を見学した。科学実験室や陶芸スタジオ、屋上庭園、ヨガコーナーなど、どの園も素晴らしい設備が整っていた。「自宅より居心地が良く、私が通いたいと思うような園もあった」と振り返る。

出願書類は時に10枚を超え、子育ての方針や子どもの長所などについての質問が並んでいた。ジーちゃんの適性を判断するための体験入園や、保護者面接も経験した。最終的には8カ所に出願し、「一番堅実そうな園に決めた」という。ジーちゃんは現在2歳半。この秋から通園する。

一方、ウーリーさんは「自分の直感で決められない親もいる。名門に入れなければ親として失格といった脅迫観念にとりつかれ、階級制度にのみ込まれてしまうケースも多い」と指摘している。

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