ウクライナ保安庁、職員射殺事件めぐりロシア工作員の殺害を発表

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銃撃される直前のウクライナ保安庁(SBU)職員を捉えた防犯カメラ映像=10日、キーウ/Ukrainska Pravda/Reuters

銃撃される直前のウクライナ保安庁(SBU)職員を捉えた防犯カメラ映像=10日、キーウ/Ukrainska Pravda/Reuters

(CNN) ウクライナ保安庁(SBU)は13日、首都キーウで10日に同庁職員が射殺された事件をめぐり、容疑者とみられるロシア人工作員を殺害したと発表した。SBUは銃撃事件にロシア連邦保安庁(FSB)が関与したとの見方を示している。

SBUによると、男女の容疑者ふたりは銃撃後、「身を隠そうと」していたが、同庁と国家警察がキーウ州で潜伏先を特定した。

拘束しようとした際、容疑者らが抵抗したため、銃撃戦となった。容疑者らは排除されたという。

SBUのマリューク長官は動画で「ウクライナ領における敵の行く末は死のみだということを改めて強調したい」と述べた。動画は、容疑者の遺体の前で撮影されたとみられる。

容疑者らは標的の日常生活を把握するため、尾行を命じられていた。その後、ふたりはサイレンサー付きの拳銃が置かれた隠れ家へと誘導されたという。

SBUはウクライナの主要な治安機関であり、国内の治安維持とロシアに対する破壊工作の両面を担当している。先月、ウクライナがロシアの軍用飛行場に対して行った大規模なドローン(無人機)攻撃にも関与した。

SBU職員の銃撃は、ロシアがウクライナへの攻撃を激化させている中で起きた。先週にはロシアによる最大規模のドローン攻撃が行われた。

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