イラン外相、プーチン氏と協議のためモスクワ入り 米国による攻撃めぐり
(CNN) 米国による主要核施設への攻撃を受け、イランのアラグチ外相は22日、ロシアのプーチン大統領と協議するためロシア首都モスクワを訪れた。イラン国営系のファルス通信が伝えた。
これに先立ち、ロシア外務省は、米国の攻撃について「国際法に著しく違反する無責任な決定」と断じ、「強く非難する」と表明した。ロシアはウクライナにおける正当な理由なき戦争で国際法違反を繰り返している。
ロシア外務省はさらに「我々は侵略行為の停止と、政治的・外交的解決へ状況を戻すための条件整備に向けた努力の強化を求める」と述べ、米国の攻撃は「危険なエスカレーションの始まり」を意味し、地域の安全保障を「さらに損なう」リスクがあると警告した。
ロシアとイランは1月に「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名し、緊密な戦略的同盟関係を強化している。しかし、この協定は、一方が攻撃された場合に他方を防衛することまでは義務付けていない。