トランプ氏、首都ワシントンに州兵派遣 警察を連邦政府管理下に

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記者会見を行うトランプ米大統領=11日、ホワイトハウス/Andrew Harnik/Getty Images

記者会見を行うトランプ米大統領=11日、ホワイトハウス/Andrew Harnik/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は11日、首都ワシントンの警察を連邦政府の管理下に置くとともに、市内に州兵を派遣すると発表した。首都の秩序回復が狙いだという。

トランプ氏は記者団に対し、コロンビア特別区自治法740条を正式に発動し、ワシントンの警察を連邦政府の直接管理下に置くと述べた。今回の措置は「何かが制御不能になっているが、南部国境で行ったように迅速に統制を取り戻す」ためのものだとしている。

トランプ氏はまた、「ワシントンの法と秩序、公共の安全の回復を支援するために州兵を派遣する。州兵には職務を適切に遂行する権限が与えられる」と付け加えた。

1973年に制定された自治法は、大統領が「緊急を要する特別な状況が存在すると判断した場合」、48時間にわたりワシントンの警察を管理下に置くことを認めている。大統領は、市議会関係者に通知すれば、これよりも長期間、市の警察を統制することができる。30日を超える場合には、立法化される必要がある。

トランプ氏は、48時間を超えて連邦政府による統制を行う意向を示しており、関係各所に正式に通知するという。

「我々は、あらゆるレベルの法執行機関と完全かつ円滑で統合された協力体制を築き、圧倒的な存在感を持つ州兵を市内全域に展開する」(トランプ氏)

トランプ氏は、首都のホームレスや荒廃の問題に対処するため、積極的な行動を取ると宣言した。「ここにはスラム街がある。我々はそれをなくしていく。政治的に正しくないことは承知している」

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