中東派遣へ 米海軍の空母打撃群、その戦力は?

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韓国済州島沖の公海で行われた合同演習に参加した空母ニミッツ=23年4月4日/South Korean Defense Ministry/Getty Images

韓国済州島沖の公海で行われた合同演習に参加した空母ニミッツ=23年4月4日/South Korean Defense Ministry/Getty Images

(CNN) 米海軍は中東有事に備え、二つの空母打撃群を即応態勢に置く方針とみられている。一つが空母「ニミッツ」を中心とする打撃群、もう一つが空母「カールビンソン」を中心とする打撃群だ。

複数の米当局者によると、ニミッツの打撃群は16日、中東へ向かうため東南アジアの海域を出発した。約7カ月間の日程で中東に展開中のカールビンソン打撃群と合流するとみられる。

以下で米空母打撃群が備える戦力を概観する。

ニミッツとカールビンソンはどちらもニミッツ級空母で、2基の原子炉を動力源とする。全長約335メートル、満載排水量約10万トンという世界最大級の艦体に、5000人超の乗員を収容できる。

艦載機は60機を超え、その中にはF35ステルス戦闘機(カールビンソンのみ)やFA18戦闘攻撃機、EA18電子戦機、E2早期警戒管制機、ヘリコプターが含まれる。

誘導ミサイル駆逐艦や誘導ミサイル巡洋艦も随伴し、空母打撃群の防空や対潜水艦戦を担う。

これら駆逐艦や巡洋艦には、遠く離れた目標を攻撃できる「トマホーク」巡航ミサイルも搭載されている。

さらに、空母打撃群と行動を共にすることが多い攻撃潜水艦もトマホークを発射可能だが、米海軍が特定の潜水艦の動きや所在について公表するケースはめったにない。

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