「イランの核濃縮能力は著しく後退」 IAEA事務局長

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(CNN) イランのウラン濃縮施設へのイスラエルの攻撃について、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長はウランを濃縮する能力を「著しく」後退させたが、壊滅させたわけではないとの見解をCNNに示した。

グロッシ氏はイスラエルの攻撃でイラン国内のいくつかの核関連施設が損傷しており、中でも中部ナタンズの施設は大きなダメージを受けたと述べた。地上の濃縮施設は「完全に破壊」され、また電気設備も「作動しなくなった」ため、地下の遠心分離機は機能不全に陥っているという。

グロッシ氏によると、中部イスファハンの核施設にある建物4棟のうち3棟が「かなり」の損傷を被ったが、地下施設への影響はなかったとみられる。

一方、同じく中部のフォルドウの濃縮施設は「周辺部への影響」以外に大きな損傷はない模様。

イランが核兵器を開発するのに理論上どれくらいの時間を要するかとの質問に対し、グロッシ氏は「数日ということはないが、数年かかるということもない」との見解を示した。

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