カルト教団のリーダーを起訴、子ども191人殺害の罪で ケニア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
子ども191人を殺害した罪で起訴されたポール・ンテゲ・マッケンジー被告/David McKenzie/CNN

子ども191人を殺害した罪で起訴されたポール・ンテゲ・マッケンジー被告/David McKenzie/CNN

ケニア・ナイロビ(CNN) ケニア南東部マリンディの裁判所は6日午前、カルト教団のリーダー、ポール・ンテゲ・マッケンジー容疑者他29人の容疑者を子ども191人を殺害した罪で起訴した。

子どもたちの遺体は昨年、ケニア東部の森から掘り出された。マッケンジー被告らは、餓死を促すカルト教団を運営していた罪に問われている。当局は数カ月の捜査の後、400人分を超える遺体を掘り起こしていた。

マッケンジー被告他29人の被告らは、罪状について無罪を主張している。容疑者1人は、裁判に耐えられる精神状態にないとみなされた。

マッケンジー被告は他にもテロリズムや故殺、子どもに対する残虐行為の罪に問われている。被告の裁判は3月7日に始まる。

同被告が運営していたグッド・ニュース・インターナショナル教会には、世界が滅亡するとの教えを主導していた疑いがかかる。被告自身は大量の信者に対し、それぞれの子どもと共に餓死するよう指示。それにより天国に行けると説いていた。

捜査官らは、マッケンジー被告の指導の下でカルト教団が世界の滅亡を準備していたと糾弾する。被告は昨年4月から拘束されており、その間捜査官らが森を捜索して証拠を探していた。

検視の結果、回収された遺体の死因のほとんどは餓死だったが、中には身体的外傷や絞殺の兆候が見られるものもあった。

先月、裁判所は州検察が当時のマッケンジー容疑者を起訴しない場合には容疑者を釈放すると警告していた。検察はDNA鑑定を通じた被害者の身元特定に時間がかかっていると説明。遺体の大半が著しく腐敗していることを理由に挙げていた。

「ケニア」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]