ウクライナ情報総局長の妻が入院 重金属中毒か

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ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長(右)と妻マリアンナさん=2023年1月、ウクライナ・キーウ/Viacheslav Ratynskyi/Reuters/File

ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長(右)と妻マリアンナさん=2023年1月、ウクライナ・キーウ/Viacheslav Ratynskyi/Reuters/File

ワシントン(CNN) ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長の妻マリアンナさんが、重金属中毒とみられる症状で入院した。同国と欧米の当局者が明らかにした。

情報総局はロシア軍を撃退する作戦に深くかかわってきたことから、欧米当局者らはロシアの工作員がスタッフに金銭をつかませ、マリアンナさんに毒を盛らせた可能性を指摘している。

情報総局の報道官によると、検査の結果、同総局の職員にも同様の症状がみられ、当局が詳しく調べている。

マリアンナさんの容体は今のところ明らかでない。しばらく前から体調不良を訴え、1週間前に入院した。同総局の関係者が匿名を条件にCNNに語ったところによれば、ヒ素と水銀の陽性反応が出たという。

米国の専門家は、毒を盛られたかどうかを判断するために検査結果や症状、摂取した食品などの詳しい分析が必要だと指摘する。

ロシアは旧ソ連時代から、外国で敵対相手の毒殺を図る手口を多用してきたことが知られている。

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