比政府、南シナ海拠点への補給成功 中国船の妨害かわし

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フィリピンの補給船の行く手を阻もうとする動きを見せる中国海警局の船舶2隻/Philippine Coast Guard

フィリピンの補給船の行く手を阻もうとする動きを見せる中国海警局の船舶2隻/Philippine Coast Guard

(CNN) フィリピン政府は31日までに、領有権論争が続く南シナ海スプラトリー(南沙)諸島のセカンド・トーマス礁に座礁させ前線の拠点としている船舶に、中国船の妨害行為を受けながらも補給物質を引き渡すことに成功したと発表した。

フィリピン西部海域の施政を担当する対策機関が声明で述べた。同礁はフィリピンの排他的経済水域内に位置する。一方、中国も仁愛礁と呼んで自国領と唱えている。

同機関は、中国側は「海警局や海上民兵の船を動員し、物資補給の遂行の阻止を図った」と説明した。フィリピン、米国や西側の海上安全保障問題の専門家らによると、海上民兵は数百隻規模の船を擁し、公式には否認できる非公式な部隊の存在を装いながら、中国による南シナ海などでの領有権を正当化させる行動に使われている。

比沿岸警備隊が今月22日に公開した動画には、補給物資を積む船舶の至近距離に中国船舶2隻がおり、座礁させた船への接近を阻止するような動きが収められていた。

セカンド・トーマス礁付近では2週間前以上に、中国船舶が支援物資を届けようとするフィリピン側のかなり小さい船に放水砲を浴びせる事態が発覚し、国際的な反発も招いていた。

フィリピンは1999年、同礁で第2次世界大戦時の海軍輸送船を意図的に座礁させ、周辺海域の領有権の主張を強化させるための拠点にしていた。船体の大部分がさびついた老朽船だが、現在は比海兵隊の隊員が交代で乗り込み、任務に就いている。

中国海警局の報道担当者は、論争がある同礁でフィリピンが「(拠点の)大幅な強化のために使う違法な建設資材」を供給する機会には断固として反対すると述べた。フィリピンの補給船2隻と海上警察の船舶2隻が「中国政府の許可なし」に海域に入ったとも断じた。

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