人民解放軍を辞めたらこうなる――過酷な処分内容を公表 中国

中国人民武装警察部隊(武警)の新規入隊者。武警は人民解放軍の指揮下にある/ Visual China Group via Getty Images

中国人民武装警察部隊(武警)の新規入隊者。武警は人民解放軍の指揮下にある/ Visual China Group via Getty Images

香港(CNN) 中国人民解放軍の英語サイトにこのほど、入隊後間もなく除隊したいと申し出た大学生に対する厳しい処分の内容が掲載された。

除隊したいと申し出たのは、中国南部・海南省の大学生。人民解放軍の英語サイトによれば、懲罰としてこの大学生は、海外渡航のほか、中国国内での飛行機や長距離列車またはバスを使った移動、不動産の購入、ローン契約や保険の加入、事業の開業、大学や中等教育機関への入学などを2年間禁止される。

さらに、政府機関や国営企業には、非正規雇用も含めて一生就職できなくなる。

金銭面でも、4000ドル(約43万円)相当の罰金支払いに加え、交通費や生活費、医療費などを含む3750ドルを軍に返済する必要がある。

大学生の行為と懲罰の内容は、テレビや新聞、ソーシャルメディアなどに掲載される。

こうした懲罰の対象となる兵士は、数は少ないものの、この大学生に限らない。CNNが中国のメディアを検索した結果、過去数年で20人以上の元兵士が名指しされ、氏名を公表されているのが見つかった。

建国70年記念行事のパレードで行進する兵士たち=10月1日、天安門広場/Andrea Verdelli/Getty Images AsiaPac/Getty Images
建国70年記念行事のパレードで行進する兵士たち=10月1日、天安門広場/Andrea Verdelli/Getty Images AsiaPac/Getty Images

中国は名目上は徴兵制をとっているが、専門家によると近年は志願者が多く、強制されることはほとんどなくなっていた。

大学生は9月に入隊したものの、1カ月後に除隊したいと申し出て、11月下旬に免職となった。人民解放軍のサイトではこの大学生について、「苦労や疲労を恐れて軍の生活に順応できなかった」「軍の辛抱強い説得にもかかわらず、除隊すると言い張った」と伝えている。

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