チェチェン首長がプリゴジン氏称賛、「全体像」無視の苦言も

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チェチェン共和国のカドイロフ首長/Tatiana Barybina/Press service of the governor/AFP/Getty Images

チェチェン共和国のカドイロフ首長/Tatiana Barybina/Press service of the governor/AFP/Getty Images

(CNN) ロシアのプーチン大統領の盟友である同国チェチェン共和国のカドイロフ首長は27日までに、航空機墜落で死亡したとされるロシアの民間軍事企業「ワグネル」創設者のエフゲニー・プリゴジン氏の功績を称賛した。

SNS上に長文の投稿を寄せ、「長い間の友人だった」とし、「時には最も複雑な問題の解決に共に当たらねばならなかった」と振り返った。

「反応の速さ、独特なコミュニケーション能力や粘り強さは他の人間と比べて際立っていた」とたたえた。「国にとって重要な人物だった」としながらも、「最近は国で何が起きているのかの全体像を直視せず、あるいは目をそむけたがっていた」側面があったことにも言及した。

「彼に国家的に至上の重要性を持つ問題を優先し、個人的な野心を捨てるよう求めたこともあった」と明かし、「結局、それが彼のやり方だったのだろう」とも続けた。

カドイロフ首長が率いる武装勢力はウクライナでワグネルと共に再三、戦闘に参加。ウクライナでの「特別軍事作戦(ウクライナ侵略)」におけるワグネルの貢献について「大きいことに疑問はない。この功績は彼(プリゴジン氏)から奪うことはできない。彼の死去はロシア全体にとって大きな損失」と悼んだ。

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