英外相「ウクライナには越境の武力行使の権利」、独も同調

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英国のクレバリー外相/Pavel Golovkin/AP

英国のクレバリー外相/Pavel Golovkin/AP

(CNN) 英国のクレバリー外相は6月1日までに、ウクライナには自衛目的で国境を越えて軍事力を行使する権利があるとの見解を示した。

「自国内での自衛権は当然合法である」とした上で、「ウクライナ内に軍事力を投入するロシアの能力をそぐためウクライナが自らの国境を越えて武力を使う権利も同様にある」と続けた。

訪問先のエストニアでカラス同国首相と共に臨んだ記者会見で述べた。「国境を越えて正当な軍事目標を設定するのもウクライナの自衛権の一部である。われわれをこれを認めるべきだ」と説いた。

同外相のこれらの発言はロシアの首都モスクワで先月30日に起きたドローン(無人機)攻撃を受けた格好ともなっている。

このドローン攻撃への所見は持っていないとした上で、「国家の自衛権の一部として国際的に合法と認められている、国境を越えたより広く適用される軍事目標の設定について言及している」とした。

ロシアのRIAノーボスチ通信によると、モスクワでのドローン攻撃では少なくとも三つの住宅施設が被害を受けた。ロシアはウクライナの仕業と非難。ウクライナ側は直接的な関与は一切否定した。

一方、ドイツ政府のヘベシュトライト報道官は6月1日までに、ウクライナは国際法の下でロシアの攻撃に対して自衛する合法的な権利を有しているとの考えを示した。先月30日のモスクワでのドローン攻撃を踏まえた発言となっている。

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