トルコ大統領選、決選投票で現職エルドアン氏が当選
クルチダルオール氏はアンカラ市内の党本部で、今後も「真の民主主義」を実現するために闘い続けると表明。「わが国の歴史上、最も不公正な選挙だった」と批判しつつ、「この選挙によって、権威主義政権を変えたいと願う人々の意思が明確になった」と主張した。
クルチダルオール氏の顧問はエルドアン氏の勝利を認めたうえで、同氏が選挙期間中に緊張をあおったと非難し、多大な犠牲を払って勝つことを意味する「ピュロスの勝利」だと評した。
クルチダルオール氏は野党6党の統一候補として、20年に及ぶエルドアン政権の交代を目指した。14日の第1回投票は同氏が優勢と伝えられていたが、実際にはエルドアン氏が5ポイント近くリードしてトップに立った。ただし過半数には届かず、両氏が決選投票で対決した。