黒海からの穀物輸出合意、2カ月の延長

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港に停泊するばら積みの貨物船=10日、ウクライナ・オデーサ/Bo Amstrup/Ritzau Scanpix/AFP/Getty Images

港に停泊するばら積みの貨物船=10日、ウクライナ・オデーサ/Bo Amstrup/Ritzau Scanpix/AFP/Getty Images

(CNN) 黒海のウクライナの港からウクライナ産穀物の輸出を認める合意について2カ月間の延長が決まった。トルコとウクライナ、ロシアの当局者が明らかにした。

トルコのエルドアン大統領が最初に、合意の2カ月間の延長を発表した。この合意は今月18日に期限切れの予定だった。

トルコと国連が仲介したこの合意は最初、昨年7月に結ばれ、その後、期間が延長されていた。

ウクライナのクブラコウ・インフラ相は、合意延長を確認した。

クブラコウ氏はフェイスブックへの投稿で、合意が7月18日まで有効だとし、トルコと国連の努力によって、世界は引き続きウクライナ産の穀物を受け取ることができると述べた。

ロシアは自国の輸出をより確実に保証することなしに合意を延長することに難色を示していた。

クブラコウ氏によれば、ロシアは4月半ばから穀物輸出の活動を不当に制限し始め、5月に入ると新たな船舶の登録やウクライナの港で積み込みを行う船舶の検査を拒否して、穀物輸出を阻止したという。

ロシア外務省の報道官も合意の延長を確認した。だが、報道官は、穀物輸出合意の実施におけるゆがみは可能な限り早期に修正されなければならないと述べた。

米国務省は、合意の延長を歓迎した。国務省の報道官は「世界の食料と穀物の価格を抑える合意に対する国連とトルコの取り組みを強く支持する」と述べた。

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