トルコ大統領選は決選投票に、現職のエルドアン氏大勝ならず

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イスタンブールにある与党・公正発展党の本部前で気勢を上げるエルドアン氏の支持者ら/Jeff J Mitchell/Getty Images

イスタンブールにある与党・公正発展党の本部前で気勢を上げるエルドアン氏の支持者ら/Jeff J Mitchell/Getty Images

トルコ・イスタンブール(CNN) トルコで14日に行われた大統領選挙は、開票率100%の段階で現職のレジェップ・タイップ・エルドアン大統領も野党統一候補のケマル・クルチダルオール氏も得票が50%に届かず、28日に決選投票が行われることが決まった。選挙管理委員会が明らかにした。

投票率は88.92%だった。

決選投票はクルチダルオール氏にとって厳しい戦いになるとみられる。エルドアン氏の得票が複数の世論調査が示唆していた水準を上回っていたためだ。

決選投票の結果により、20年にわたって権力の座にあるエルドアン体制が継続するのか、従来の政治の方向に変化がもたらされるのかが決定する。

両候補者とも15日の早い時間から決選投票を念頭に置き、有権者らに改めて支持を呼び掛けた。

エルドアン氏は「我々は既に最も近いライバルに対し260万票リードしている。この数字は公式結果でさらに増えるだろう」とコメントした。公式結果は19日に発表される。

クルチダルオール氏は決選投票の実施が発表された後、ツイッターに投稿した動画メッセージで「最後まで戦う」ことを約束した。

決選投票では5.17%の票を獲得し3番手になったシナン・オアン氏がどちらの候補を支持するかが結果を左右しそうだ。

極右的な政治思想を掲げるとされる同氏は14日の記者会見で、現時点では与野党のどちらを支持するか言明はしないと述べた。

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