ロシアによるオデーサ攻撃、「軍事目標破壊された形跡なし」 英国防省

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消火活動にあたる消防隊員=23日、ウクライナ・オデーサ/Joint Forces of the South Defence/Reuters

消火活動にあたる消防隊員=23日、ウクライナ・オデーサ/Joint Forces of the South Defence/Reuters

(CNN) ロシア軍によるウクライナ南部オデーサへの攻撃について、英国防省は26日、軍事目標が破壊された形跡はないと報告した。

ロシアはウクライナからの穀物輸出を保証する合意が成立した翌日の23日にオデーサの港湾を攻撃。海軍の艦船や弾薬庫に精密攻撃を仕掛けたが、港湾からの穀物輸出に影響はないと主張した。

だが英国防省の情報によると、ミサイルが着弾した場所にそのような目標が存在した形跡はない。

同省によれば、ロシアはウクライナの対艦ミサイルを主要な脅威ととらえ、その破壊を優先する意向を示しているものの、情報の古さや作戦の不備などで標的を定められない可能性が高いという。

オデーサへの攻撃を受けてロシアとの合意の行方を懸念する声が上がるなか、同国のラブロフ外相は25日、軍事施設が標的だったとの主張を繰り返していた。

オデーサ当局の報道官によると、現地時間の26日午前5時ごろにも海岸の村に空中発射ミサイルが撃ち込まれ、火災が発生した。ロシア軍は過去にもここの橋をミサイルで攻撃したことがある。

ウクライナのゼレンスキー大統領はこの攻撃の動画をインスタグラムに投稿し、基地も部隊もない場所だと強調。「ロシアのテロリストが撃ちたかっただけ」だと非難した。

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