タリバン政権下の女子学生、教室はカーテンで仕切り ベール着用義務も

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ロイター通信がSNSで入手した教室の様子=6日、アフガニスタン首都カブールの大学/SOCIAL MEDIA/REUTERS

ロイター通信がSNSで入手した教室の様子=6日、アフガニスタン首都カブールの大学/SOCIAL MEDIA/REUTERS

(CNN) イスラム主義勢力タリバンが実権を握ったアフガニスタンの大学などで新学期が始まっている。女子学生は男子の席との間をカーテンで仕切られ、イスラム教徒の女性が頭を覆うスカーフ「ヒジャブ」の着用を義務付けられた。

アフガンでは旧タリバン政権下の1996~2001年、女子は教育を受けたり仕事を持ったりすることが禁じられたが、政権崩壊後は通学、通勤とも自由だった。

復権したタリバンは、女性も表舞台で役割を果たす分け隔てない社会を主張しているが、現実がその通りになるかどうかを疑問視する声も多い。

SNSに投稿された写真には、米軍撤退後に再開した大学の授業風景が写っている。

タリバンが運営する教育省は先日、国内131の大学を代表する大学連合が提出した男女別学の案を承認した。

提案では、男子と女子が別々の入り口から校舎に入ると定められている。男女合同の授業は女子学生が15人より少なく、教室がカーテンで仕切られている場合のみ許可される。

私立大学で新たに設ける授業は男女別別々とする。また全ての大学で、女子学生が祈りをささげる専用のエリアが指定される。

ヒジャブは女子学生や女性の講師、職員ら全員に義務付けられる。各大学は女子を教える教授に、高齢で信頼できる人物を選ぶことが求められる。

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