カモが「お前はとんでもない馬鹿だ」と人まね、録音記録が明らかに

豪州のニオイガモが人間の発話をまねたとする初の音声記録が発表された/Nikolai Mulconray/Alamy Stock Photo

豪州のニオイガモが人間の発話をまねたとする初の音声記録が発表された/Nikolai Mulconray/Alamy Stock Photo

(CNN) オーストラリアに生息するカモが、人間の話声をまねて、「お前はとんでもない馬鹿だ」と話す様子が録音されていたことが、6日付の英国王立協会紀要(生命科学版)で明らかになった。カモ類が人間の声をまねした例が録音されるのは初めてだという。

求愛を誇示する行動中にこのフレーズを口にしたのは、リッパーと名付けられたニオイガモの飼育された雄の個体。研究者らによれば、リッパーは飼育係の言葉を覚えた可能性があるという。

論文は、「このニオイガモは、思いもよらない素晴らしい音声の習得能力を示した」と評し、さらにリッパーがどうやってドアの開閉音をまねしたかについて詳細に説明している。

論文の執筆者であり、オランダ・ライデン大学のライデン生物学研究所で動物の行動を研究するカレル・テン・ケイト教授は7日、CNNの取材に対して、飼育下で育てられるカモやガチョウはたくさんいる一方、人まねをする能力を示したとする報告は存在しなかったと指摘。

「こうした音声をまねする能力を持っていると思われる種に出会うのはかなり特別なことだ」と述べた。

また、鳴鳥やオウム類、ハチドリ類は音声の習得能力を示すことで知られているが、ニオイガモがそうした能力を示し、完全に記録されるのはこれが初めてだとし、「人間の声とまったく同じではないが、まさに声のようなものだ」「非常にうまくまねしている」と語った。

同教授によると、ニオイガモよりもうまく人まねする鳥類はいくつか存在するものの、もっとまねが下手な鳴鳥やオウム類はたくさんいるという。

リッパーは、オーストラリアの首都キャンベラ近郊にあるティドビンビラ自然保護区で育てられた。今回の録音は1987年、オーストラリア連邦科学産業研究機構の生態学部門に当時所属していた鳥類学者ピーター・フラガー氏によって収録されたもの。

つがいを引き付けるために水中でばたつくといった、音を立てて体を動かすといった複合的な誇示行動の間に録音されたという。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]