イスラエル、「さらなる攻撃目標あり」と警告 ガザへの地上侵攻も検討

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ユダヤ系住民とアラブ系住民が衝突

エルサレム(CNN) イスラエル軍とパレスチナ戦闘員の間で空爆とロケット攻撃の応酬が続く中、イスラエル国防相は「さらなる攻撃目標が多数」あり、パレスチナ自治区ガザに対する軍事作戦に期限は設けていないと警告した。

イスラエル国防軍(IDF)の報道官は、同国がガザへの地上侵攻を検討していることを明らかにしつつも、決定には「数日かかる」と強調した。

ガザ周辺には現在、イスラエルの3個旅団が配置されている。こうした部隊の動きは軍事侵攻に向けた布石かとイスラエルのチャンネル12ニュースに聞かれ、報道官は「我々はガザとの境界に部隊を集め、準備をさせている。兵士たちは地形を学んで準備を整えているところだ」と説明。しかるべき時が来れば彼らを投入する考えを示した。

イスラエル軍の空爆で煙が上がる建物/Ahmed Zakot /SOPA Images/Sipa USA/AP
イスラエル軍の空爆で煙が上がる建物/Ahmed Zakot /SOPA Images/Sipa USA/AP

報道官によると、侵攻の選択肢はすでに俎上(そじょう)に上がっており、イスラエル軍はそうした事態に備えて部隊を集結させている。これまでに予備役7000人を招集したという。

ただ、多くの専門家は、現在の装甲部隊と歩兵を合わせて1個師団の規模の増強では、侵攻作戦の実施には不十分と見ている。

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