太平洋を5カ月漂流、日本沖で女性2人と犬救助 米海軍

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漂流してた女性の一人、ターシャ・フイアバさんが米海軍艦船に移る様子

漂流してた女性の一人、ターシャ・フイアバさんが米海軍艦船に移る様子

(CNN) 米海軍は28日までに、ハワイを出航後5カ月近くにわたり太平洋を漂流していた女性2人と飼い犬2匹を日本の南東沖約1450キロの海域で発見し、救助したと発表した。女性らはヨットに積んでいた乾燥食品を食べて生き延びていた。

女性の一人、ジェニファー・アペルさんは26日、メディアとの電話取材で、「米国に奉仕する人々が私たちを助けに来ると知ったときは、信じられないほど感動的で、とても満たされた思いだった」と言及。救助前は「非常に重苦しい」「絶望的」な状況だったと語った。

女性2人は5月3日、米ハワイから南太平洋にある仏領ポリネシアのタヒチ島を目指してヨットで出航した。アペルさんによると、トラブルに見舞われたのは同月30日。悪天候によりエンジンが浸水した。海軍によれば、その後2人は航海を続けることを決断したが、当初想定していた航路から外れてしまったという。

アペルさんはまた、CNN系列局KHNL/KGMBとの電話インタビューで、ヨットのマストも損傷し、構造に問題が発生、操舵(そうだ)が難しくなり通話機能も失われたと語った。

海軍によると、2カ月が経過した後、2人は毎日のように救難信号を発信し始めた。だが信号が受信されるには、他のボートや海岸沿いの施設からあまりに遠くにいた。

海軍によれば、女性らはヨットに積んでいた1年分の乾燥食品を食べて生き延びたという。また、浄水装置も持っていた。女性らは、2度にわたるサメの攻撃も受けたと話している。

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