イスラエルとパレスチナの応酬激化、空爆やロケット弾で死傷者

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ガザ地区南部ハーンユーニスでイスラエル軍が空爆を実施、黒煙が立ち上る=11日/MAHMOUD KHATAB/AFP/Getty Images

ガザ地区南部ハーンユーニスでイスラエル軍が空爆を実施、黒煙が立ち上る=11日/MAHMOUD KHATAB/AFP/Getty Images

エレサレム、アシュケロン、ガザ(CNN)イスラエルとパレスチナの衝突は11日、一段と激化し、ガザ地区のパレスチナ人戦闘員がイスラエルに数百発のロケット弾を発射する一方、イスラエルはガザ地区に対する空爆を強化した。衝突はエルサレム以外の都市や町にも広がっている。

パレスチナの保健当局者によると、ガザ各地ではイスラエルによる空爆で子ども10人を含む少なくとも32人が死亡、203人が負傷した。イスラエル軍は、戦闘員15人以上を殺害したとしている。

一方、ガザに近いイスラエルの沿岸都市アシュケロンでは同日、サイレンが絶え間なく鳴り、イスラエル軍報道官によると、ロケット攻撃で少なくとも2人が死亡した。CNN取材班はアシュケロンで少なくとも50回の爆発音を確認、近郊のアシュドッドでもロケット攻撃が報告された。

ガザ地区に近いアシュケロンで破壊された家=11日/JACK GUEZ/AFP/Getty Images
ガザ地区に近いアシュケロンで破壊された家=11日/JACK GUEZ/AFP/Getty Images

イスラエル軍によると、民間人少なくとも17人がロケット攻撃による負傷の手当てを受けたという。

ガザ地区を実効支配するハマスと武装組織「イスラム聖戦」は10日以降、少なくとも500発のロケット弾をイスラエルに発射。ハマスなどはこれについて、イスラエル軍がエルサレムにある聖地「アルアクサ・モスク」内で10日午前に閃光(せんこう)弾を発射したことへの報復だとしている。

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