アルコール飲料にメタノール混入、19人が死亡 コスタリカ

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メタノールが混入していたとされるアルコール飲料/Costa Rica Ministry of Health

メタノールが混入していたとされるアルコール飲料/Costa Rica Ministry of Health

(CNN) 中米コスタリカで高濃度のメタノールが添加されたアルコール飲料を飲んで19人が死亡した。保健省は国民に対し、アルコール飲料を飲む際は十分注意するよう呼びかけている。

保健省によると、6月初旬以来、複数の都市で32歳~72歳の男性14人と女性5人が死亡した。

政府はメタノールの混入が疑われるアルコール飲料のボトル約3万本を押収した。

メタノールの不純物は複数銘柄のアルコール飲料から検出されており、保健省は国民に警戒を促している。

不純物が入ったアルコール飲料にはメタノールが含まれることがある。偽造酒に反対する運動を展開している団体によると、メタノールは販売業者が量を増やすなどの目的で蒸留酒に添加することがある。

メタノール中毒は記憶の混乱やめまい、頭痛、筋肉の動きが調整できないなどの症状を引き起こす。メタノールはたとえ少量であっても毒性がある。

世界保健機関(WHO)によると、メタノール中毒には大抵の場合、不純物を添加した偽造酒や密造酒が関係する。

ここ数年の間にも世界各地で中毒が発生し、20人~800人超の被害者が出ていた。

インド北東部のアッサム州では今年に入り、不純物の入ったアルコール飲料を飲んで少なくとも154人が死亡、200人以上が入院した。被害者は密造酒を消費したことが分かっている。

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