NZ銃乱射、40人死亡と首相 4人を拘束

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クライストチャーチの裁判所に出廷したタラント容疑者。裁判官が容疑者の写真はモザイクをかけるように命令した=16日/Mark Mitchell/New Zealand Herald/Pool/Reuters
写真特集:NZのモスクで銃乱射テロ、現場の様子

クライストチャーチの裁判所に出廷したタラント容疑者。裁判官が容疑者の写真はモザイクをかけるように命令した=16日/Mark Mitchell/New Zealand Herald/Pool/Reuters

(CNN) ニュージーランドのアーダーン首相は15日、南島クライストチャーチの2カ所のモスクで同日発生した銃乱射事件について、これまで40人が死亡したことを確認した。負傷者は少なくとも20人に上っている。襲撃に関与したとして警察は男3人、女1人の身柄を拘束した。

襲われたモスクの1つは同市のディーンズ・アベニューにあり、現地時間午後1時40分ごろ銃撃が発生したとの通報が寄せられた。これを受け、重装備の警官隊が現場に駆け付けた。

同首相によれば、逮捕された4人はいずれも当局の監視対象者のリストに含まれていなかった。また襲撃犯の使用した車両には、即席の爆発装置が取り付けられていたという。

一方、オーストラリアのモリソン首相は、襲撃犯のうち少なくとも1人が同国の出身者だとの見解を示した

銃撃の直前、襲撃犯の1人のものとみられるソーシャルメディア上のアカウントには87ページに及ぶ声明文が投稿されていた。内容は反移民、反イスラム教徒の思想並びに襲撃の説明に関するものだった。声明文に署名は施されていなかった。

ニュージーランドのニュースサイト、TVNZによれば現場にいた目撃者は襲撃犯の1人について「白人で年齢は30~40代。制服を身に着けていた」と証言しているという。

CNNは現段階で、襲撃犯のいかなる情報についても独自の確認はとれていない。

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