イランとの争い、「究極の戦争に」 ロハニ氏が米へ警告

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イランのロハニ大統領。自国と争うリスクについて、米国に警鐘を鳴らした/ADEM ALTAN/AFP/Getty Images

イランのロハニ大統領。自国と争うリスクについて、米国に警鐘を鳴らした/ADEM ALTAN/AFP/Getty Images

(CNN) イランのロハニ大統領は22日、米国に対し、イランとの軍事的な争いは「究極の戦争」につながると警鐘を鳴らした。国営イラン通信(IRNA)が報じた。

首都テヘランで行った外交官向けの演説で述べた。ロハニ氏は、「イランとの戦争が究極の戦争になることを(米国人は)理解しなくてはならない。一方でイランとの平和は究極の平和となる」と強調。米国を牽制(けんせい)しつつ、和平的な合意を結ぶ可能性も排除しない姿勢を示した。

またトランプ米大統領に対しては「ライオンの尾で遊んではならない。永久に後悔することになるから」とメッセージを送った。

トランプ政権は5月、イランとの核合意から米国が離脱すると表明した。核合意は2015年、米国のオバマ前政権と英仏独中ロがイランとの間で結んだもの。イランに対する制裁解除と引き換えに、同国の核開発を制限する内容だった。

離脱に伴い、対イラン制裁は11月4日に復活する予定。

今月にはトランプ政権の当局者がイラン産原油を輸入する国の数を「ゼロにまで減らす」と発言し、イラン側が強く反発する事態も起きていた。

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