戦う国民の記憶、今に伝える 世界の軍事博物館12選<1>

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第1次大戦期の1917年に設立された英帝国戦争博物館(IWM)

第1次大戦期の1917年に設立された英帝国戦争博物館(IWM)

(CNN) 戦争の歴史は人類の歴史と密接に絡み合っている。不幸にも戦争は歴史上珍しい出来事ではないが、依然として人々の心に最も深い傷を残す経験のひとつであり、当事者となった国家や国民はこれ以上ないほどの苦痛を味わう。

従って、武力紛争やその中で戦った人々の記憶を保存するため、世界中で博物館が設立されてきたのも不思議なことではない。以下では、こうした博物館の中で特筆すべきものを挙げる。

1.英帝国戦争博物館(ロンドン)

英帝国戦争博物館(IWM)は1917年の設立。まだ第1次世界大戦が続いていた時期である。この種の博物館では世界有数のものとして今年、設立100周年を迎えている。

当然戦争という主題に焦点を当ててはいるものの、スタッフは同館を軍事博物館とはとらえていない。少なくともその言葉の持つ、従来の意味においては。

同館の上級学芸員は「IWMロンドンとは社会史の博物館であり、近代以降の紛争が前線から銃後に至る社会全体にどのような影響を与えてきたのかを探求している。実際の物や芸術作品、生存者へのインタビュー、書簡、日記などの豊富なコレクションを使い、当時の人々の説得力あふれる物語を提示している」と説明する。

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