写真が示すミサイル開発の歴史、ICBM祝賀行事で発表 北朝鮮

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「火星12」の発射テストを見守る金正恩氏

「火星12」の発射テストを見守る金正恩氏

実験失敗の珍しい画像

失敗に終わったIRBM「火星12」の実験の画像。このミサイルをめぐっては、5月中旬に初めて発射実験に成功する以前に何度か失敗が報告されていた。

黒と白の塗装を施した火星12が大規模水域の近くから発射される様子を見ることができる。

北朝鮮東岸の新浦(シンポ)付近で行われ、失敗した実験のひとつの画像である可能性が高い。

ミサイル保管施設

北朝鮮のミサイル保管方法を初めて地上から捉えたものとみられる画像もあった。

坑道もしくは強化ガレージの入り口とみられる施設の前に輸送車両が見える。この輸送車両は当初、もっぱら火星10との関連が指摘されていた。

広大な地下トンネルやミサイルサイロに関する画像を目にすることもあるイランとは違い、北朝鮮は、実際の配備場所を見せることは決してない。

敵対勢力がミサイルを保管している場所を把握した場合、そうした場所を攻撃したり、破壊したり、少なくとも、素早くミサイルを使用する能力を大いに妨げられる可能性が高まるためだ。

地下格納庫?

金正恩氏が火星12の前に威圧的な姿勢で立っている。筆者は最初、地下ミサイル基地の画像かと思った。

だが、火星12に関し報道されている試験地点を調べると、北倉(プクチャン)飛行場で1度失敗が起きていた。

この画像は、北倉などの大規模飛行場に隣接する地下格納庫のひとつで撮影されたものである可能性が高い。

デビッド・シュメーラー氏は米ミドルベリー国際大学院モントレー校ジェームズ・マーティン不拡散研究センター(CNS)の研究助手です。記事における見解は同氏のものです。

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