北朝鮮、ICBMの発射成功を発表 「米本土全域を射程に」

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北朝鮮がミサイル発射の成功を発表した。「米本土全域」を射程圏内に収めたとしている

北朝鮮がミサイル発射の成功を発表した。「米本土全域」を射程圏内に収めたとしている

(CNN) 北朝鮮は29日、前夜に発射したミサイルの映像を公開し、実験の成功を宣言した。朝鮮中央通信(KCNA)によると、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は「米本土全域」を射程圏内に収めたと強調した。

米国や韓国、日本の分析によると、ミサイルは45分間飛行し、高度3700キロ、飛行距離は1000キロに達したとされる。

KCNAは、今月初めに発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)と同じ「火星14」で、大型の核弾頭を搭載した場合の最大射程を確認するのが目的だったと伝えた。

公開された映像や写真では、金委員長が発射に立ち会い、関係者らと成功を喜び合う姿もみられる。さらに「米国に大きな打撃を与える大勝利」と称賛する研究者や、「国の将来は明るい」と喜ぶ市民らの声が伝えられた。

中国は29日、ミサイル発射を非難する声明を発表。外務省報道官は「国連安全保障理事会決議に違反し、国際社会の意思に反した発射活動」への反対を改めて表明した。

米国のティラーソン国務長官は、北朝鮮の核、ミサイル開発を経済的に可能にしているのは中国やロシアだと改めて指摘し、両国の責任を追及した。

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