ポルトガルで山火事、61人死亡 出火原因は落雷

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炎が木々を飲み込んだ

炎が木々を飲み込んだ

(CNN) ポルトガル中部で大規模な山火事が発生し、これまでに61人が死亡、少なくとも54人が負傷した。18日現在も消防士数百人が出動して消火活動を続けており、死者の数はさらに増える可能性もある。当局者は「近年で最悪の火災」と形容。政府は3日間の服喪を宣言した。

山火事は17日、中部ペトロガン・グランデの集落に燃え広がり、住民が避難していた。負傷者の中には消防士8人と子ども1人も含まれる。国家災害対策当局によると、消防士のうち4人は重体になっているという。

国営通信によれば、警察は出火原因について、落雷だったと断定した。

内務省によると、現場から車で避難しようとした住民の多くが火災に巻き込まれ、車内で焼死した。炎に完全に取り囲まれた地区もあり、消防士の数も足りなかったと市長は話している。

ポルトガルのコスタ首相は、ペトロガンや周辺地域の学校を休校として、試験は延期すると発表。レベロ・デ・ソウザ大統領は、対応に全力を尽くしていると説明した。

欧州委員会によれば、フランスとスペインは消火活動の応援のため、現地に航空機を派遣。EUはポルトガルを全面的に支援する用意があると表明した。

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