イラン、シリア東部へミサイル攻撃 ISISに報復
(CNN) イラン革命防衛隊(IRGC)は18日、シリア東部デリゾール県に複数のミサイルを撃ち込んだと発表した。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の戦闘員を狙ったとしている。
シリアが2011年に内戦状態となってから、イランから同国に地対地ミサイルが撃ち込まれたのは初めて。
イランの首都テヘランで7日、国会議事堂と聖地ホメイニ廟(びょう)が襲撃された連続テロ事件に対する報復だという。同事件では少なくとも16人が死亡し、同国内のテロとしては初めてISISが犯行声明を出していた。
IRGCは事件に報復すると表明し、サウジアラビアが犯行に加担したと非難した。
イスラム教シーア派の大国イランとスンニ派のサウジは長年の対立関係にある。シリアではイランがアサド政権、サウジが反体制派を支援している。