ロンドン橋テロ 実行犯2人の氏名公表、拘束の12人釈放

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現場を封鎖して捜査を行う警官ら。ロンドン橋でのテロをめぐり、容疑者2人の氏名が公開された

現場を封鎖して捜査を行う警官ら。ロンドン橋でのテロをめぐり、容疑者2人の氏名が公開された

ロンドン(CNN) 英ロンドン中心部のロンドン橋付近で起きたテロ事件で、英警察は5日、実行犯3人のうち2人の氏名を公表した。

ロンドン警視庁によると、1人はパキスタン生まれの英国人クラム・シャザド・バット容疑者(27)。警察と情報局保安部(MI5)は以前から同容疑者の存在を把握していたが、3日のテロが計画されていることを示す情報はなかったという。

もう1人はラシド・レドゥアン容疑者(30)。「ラシド・エルクダル」とも名乗り、モロッコとリビアの国籍を持つと自称していた。

バット容疑者は昨年10月までの約半年間、ロンドン交通局に勤めていた。地下鉄部門の顧客対応業務の研修生だったという。

バット容疑者はロンドン東部バーキングのモスク(イスラム教礼拝所)をたまに訪れていたことも分かった。モスクによると、同容疑者は数年前、礼拝中の妨害行為で退出を求められたことがあったという。

警察は3人目の身元も特定したが、公表は控えるとしている。実行犯3人は全員、警官に射殺された。

アイルランド対テロ当局からの情報によると、このうち1人はアイルランドとつながりがあった。

事件後の捜索でほかに12人が拘束されたが、ロンドン警視庁は5日、全員を釈放したと述べた。

警察は、事件の背後に大きな組織が関与していたかについて詳しく調べている。5日早朝にはロンドン東部の2カ所を新たに家宅捜索し、大量の証拠を押収した。

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