ISIS系指導者、特殊部隊の急襲で死亡 アフガン東部

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フィリピンなど東南アジアでISISの脅威が高まりつつある

フィリピンなど東南アジアでISISの脅威が高まりつつある

(CNN) アフガニスタンで活動する過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」系の組織、「ISIS―K」の指導者とされるシェイク・アブドゥル・ハシブ幹部が先月、アフガン軍特殊部隊と米軍部隊の急襲作戦で死亡していたことが分かった。両国当局が7日に発表した。

急襲作戦の現場は米軍が先月13日、大規模爆風爆弾「モアブ」を投下した東部ナンガルハル州のISIS拠点から1.5キロほどの地点。

アフガン軍の特殊部隊員40人と米陸軍の突撃部隊がヘリコプターから降下した。直後に周囲から激しい銃撃を受けたため、戦闘機や無人機、武装ヘリが援護に出動した。

国防総省はハシブ幹部を狙った作戦だと述べたが、同幹部の死亡は7日まで確認していなかった。

作戦ではほかにISIS―Kの幹部数人と戦闘員35人が死亡した。また国防総省によると、米軍兵士2人が誤射で死亡したとみられる。

アフガン駐留米軍のニコルソン司令官は「ISIS―Kの指導者を殺害したのは9カ月前に続いて2人目。ISIS―Kは過去2年以上にわたり、ナンガルハル州南部などでアフガニスタン国民に対する野蛮な暴力行為を繰り返してきた」と述べた。

アフガンのガニ大統領も7日、大統領府からのツイートを通してハシブ幹部の死亡を確認。同幹部は3月に首都カブールの病院が襲撃され、数十人が死亡したテロなどを指揮した人物だと指摘した。

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