中国の老人ホーム、面会家族が殺到 背景に「金券プレゼント」

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北京(CNNMoney) 中国・江蘇省のある老人介護施設で、入居者に面会に来る家族が急増している。きっかけは「金券プレゼント」だ。

施設では今年9月、こまめに入居者の面会に訪れる親族に金券を贈るというプログラムの試験運用を半年間の予定で開始した。最高額は200元(約3300円)で、2カ月間に30回以上面会した人に与えられる。これまでに129人がこの条件をクリアした。

この金券は入居者の介護料金に充当できる。この施設は非営利だが、入居費用は年に5300ドル(約60万円)ほどかかる。

この施設はCNNの取材に対し、金券プログラムの目的は入居者に愛情と人づきあいの楽しさを感じさせることにあると答えた。施設の責任者は「このプログラムを思いついたのは、ひんぱんに面会に来る親族の姿に感動したからだ」とした上で「面会に来てもらえる入居者のほうが、元気が良いことに気がついた」と話す。

この施設では約500人の高齢者が暮らしている。がんや認知症といった重い疾患を抱える人も少なくない。

ただ、面会回数を競わせる気はないと同責任者は説明。「面会記録は公表していない。競争にはしたくないからだ。家族の絆を大切にするために行動を起こした人に報いるとともに、できるだけ家族を訪問することを忘れないでもらいたいだけだ」と述べた。

この施設では2カ月に1度、面会回数の多い家族をたたえる表彰式を行っている。

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