東京の「通勤地獄」、香港の裏通り カメラがのぞいた大都市生活の実態

2016.10.16 Sun posted at 18:18 JST

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(CNN) 香港在住の写真家、マイケル・ウルフ氏は巨大都市での生活の実態をとらえた作品で知られる。現在上海で公開されている新たな作品集や、「東京コンプレッション」と題して都内の通勤ラッシュを取り上げたシリーズについてCNNがインタビューした。

満員列車の窓に押し付けられた名もない人々の顔。その表情は不快さをあらわにしたまま固まり、窓ガラスは結露で曇っている。東京に住む多くの人が毎日繰り返しているひとこまを、ウルフ氏は「悲惨な」光景と呼ぶ。

ウルフ氏はこれまでシカゴやパリ、香港などの大都市で、華やかな街の奥深くまでレンズを潜らせ、そこに表れる厳しい生活の実態を探ってきた。最新のプロジェクト「インフォーマル・ソリューション」では、香港の裏通りで見かけた創意豊かな廃物利用の例を取り上げている。

――最新のプロジェクトについて聞かせてください。

「香港の裏通りに存在する独特の文化と、その空間を活用する労働者たちの生活感に注目した。そこには都市人類学の驚くべき一例がみられる。壊れた椅子を改造した何十脚もの腰かけや、いつか再利用しようと集めた大量のひもに、庶民の創意工夫が表れている」

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