WHO、ジカ熱で「公衆衛生上の緊急事態」を宣言

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ジカ熱の拡大が続いている

ジカ熱の拡大が続いている

(CNN) 世界保健機関(WHO)は1日、中南米などで急速に感染が広がる「ジカ熱」について、「国際的な懸念の対象となる公衆衛生上の緊急事態」だと宣言した。

ジカ熱は蚊が媒介するウイルス性疾患で、妊婦が感染した場合に胎児に「小頭症」という先天異常が起きたり、患者が神経難病のギラン・バレー症候群を併発したりする例が報告されている。

こうした因果関係はまだ立証こそされていないが、WHOは感染地域が広いとみられること、ワクチンや検査法がまだ開発されていないこと、米大陸などの人々の多くに免疫がないことを理由に、緊急事態宣言に踏み切った。

WHOは同日、ジュネーブでこの問題をめぐる初の緊急委員会を開催。マーガレット・チャン事務局長は委員会終了後、現状が緊急事態に該当するとの結論に達したと発表した。

WHOは先週、米大陸でこの1年間にジカ熱感染者が300万~400万人に達したと推定され、ウイルスは「爆発的に広まっている」との見方を示していた。

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