露、シリアに化学兵器の国際管理を提案 米大統領も評価

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ダマスカス近郊の化学兵器が使われたとされる地区の周辺

ダマスカス近郊の化学兵器が使われたとされる地区の周辺

ラブロフ外相はさらにモスクワでシリアのムアレム外相と会談し、この案を提示した。ムアレム外相は会談後の記者会見で「提案を歓迎する」と表明。「シリア政権は国民の生命と国家の安全を重視する」「米国の攻撃を阻止しようとするロシア政府の知恵を信頼している」と述べた。

オバマ大統領は同日、CNNのインタビュー番組でこの提案により軍事行動が回避されることはあり得るかと問われ、「実現すれば可能性はある」と語った。一方でホワイトハウスのカーニー報道官は「提案が浮上したのは米国の軍事行動という脅威があるからだ」と語り、アサド政権が化学兵器を放棄することに懐疑的な見方を示した。

米上院では対シリア軍事行動を承認するかどうかを巡る最初の採決が11日に予定されていたが、リード上院院内総務はロシア案を受け、採決の延期を決めた。

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