エプスタイン元被告の協力者、恩赦要望か 弁護士が司法副長官と面会後に示唆
(CNN) 性犯罪で起訴され勾留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告の協力者、ギレーヌ・マクスウェル受刑者の弁護士が25日、記者団の取材に応じ、トランプ大統領による恩赦に言及した。受刑者が恩赦を求めていることを示唆したとみられる。
マクスウェル受刑者は恩赦を求めているのかと記者団から聞かれ、弁護士のデビッド・オスカー・マーカス氏は「これまでのところ、大統領とも誰とも恩赦について話をしていない。だが今朝、大統領は恩赦の権限が自身にあると発言した。我々は大統領がその権限を公正に行使することを望んでいる」とコメントした。
マーカス氏はこれに先立ち、依頼人のマクスウェル受刑者とブランチ司法副長官の面会に最後まで同席していた。ブランチ氏はマクスウェル受刑者に対し、エプスタイン元被告に関する一連の質問を行った。
トランプ氏はこの日、CNNの取材に対し、マクスウェル氏への恩赦は考えていないとしつつも、自身にはその権利が「認められている」と述べ、可能性を排除しなかった。外遊先のスコットランドに到着した後には、記者団に「今は恩赦について話す時ではない」との認識を示した。
マクスウェル受刑者はエプスタイン被告による未成年少女の性的搾取計画の実行を支援したとして、禁錮20年の刑に服している。有罪判決を受けたのは2021年で、現在は上訴を申し立てている。