移民摘発に抗議のデモ、全米に拡大 NYやシカゴでも
(CNN) 滞在資格のない移民の一斉摘発に抗議するデモが10日、サンフランシスコからシカゴ、ニューヨークに至るまで全米に拡大した。
ニューヨーク市では裁判所が集まるマンハッタン南部のフォーリースクエアで集会が開かれ、移民税関捜査局(ICE)に対して抗議の声を上げた。参加者は「ICEは出て行け」と書かれたプラカードを掲げ、エクアドル国旗を広げる人もいた。
シカゴやフィラデルフィアでは市民が「ICEを廃止せよ」のプラカードを掲げて市内の通りをデモ行進。ICEに拘束されたコロンビア大学の卒業生マフムード・カリルさんの釈放を求める参加者も加わった。

シカゴでも「ICEの廃止」を訴えるメッセージ/Octavio Jones/Reuters
サンフランシスコでは市民が移民裁判所前でピケを張り、「団結した人々は分裂しない」と声を上げた。
移民摘発や州兵の派遣に抗議するロサンゼルスのデモは10日で5日目に入った。これに連帯するデモは全米で今後も続く見通し。