トランプ氏「危険なくなるまで州兵駐留」 米ロス移民摘発抗議デモ

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ロサンゼルス地域の州兵駐留は「危険がなくなるまで」続くとトランプ氏が述べた/Anna Moneymaker/Getty Images

ロサンゼルス地域の州兵駐留は「危険がなくなるまで」続くとトランプ氏が述べた/Anna Moneymaker/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は10日、米カリフォルニア州ロサンゼルスで発生した滞在資格のない移民の一斉摘発に抗議するデモへの対応について、週末にかけて配備した州兵は「危険がなくなるまで」ロサンゼルス地域に駐留すると述べた。トランプ氏はまた、「反乱法」の発動についても含みを残した。

反乱法は大統領が軍を使用して暴動や連邦権力の反乱を終結させるのを認める法律。すでに海兵隊員700人以上が動員されているが、反乱法が発動されない限り、海兵隊員は逮捕などの法執行行動を取ることができない。

トランプ氏は7日に、激化したデモを鎮圧するために州兵2000人の派遣を命じ、9日には派遣の規模を倍の4000人にした。州知事の要請なしに州兵が配備されたのは1965年以来。

州兵の今後の展開予定についてトランプ氏は危険がなくなったときに撤収するとし、具体的な撤収時期は示さなかった。州兵を派遣していなかったらもっとひどい状況になっていたとの見方も示した。

今回のデモのきっかけとなった移民取り締まりについては、今後も積極的に進めていくと明言した。

トランプ氏は今週14日に首都ワシントンで行われる軍事パレードについても言及し、パレードへの抗議があった場合、「非常に大きな力」で応じると警告した。パレードは陸軍創設250周年を記念するもので、開催される14日はトランプ氏の79歳の誕生日でもある。ホワイトハウスとその周辺にはすでにフェンスなどが設置されている。

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