ハーバード大の留学生受け入れ停止措置、米地裁が差し止め命令を継続

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卒業式に参加するハーバード大の学生たち=29日/Brian Snyder/Reuters

卒業式に参加するハーバード大の学生たち=29日/Brian Snyder/Reuters

(CNN) トランプ米政権がハーバード大学の留学生受け入れ資格を取り消した問題で、米連邦地裁は29日、同大学の資格に一切変更を加えないよう国土安全保障省(DHS)と国務省に命じる方針を示した。

政権は22日に、同大学に対して学生・交流訪問者プログラム(SEVP)の認定取り消しを通達した。SEVPの認定を受けている大学は入学を許可した留学生に対し、米国入国ビザ(査証)の申請に使用できる書類を発行できる。

この認定取り消し措置に対し、同大学は違法だとしてすぐさま提訴し、地裁が一時差し止めを命じていた。

バロウズ判事は29日の審理で、同大学が留学生を受け入れられるよう「現状を維持したい」と述べ、双方に認定取り消し措置を当面の間停止することで合意するよう促した。

ハーバード大学の宣誓供述書によると、バロウズ氏はまた、同大学に入学する予定の米国外にいる学生が先週から一部の在外大使館でビザの取得ができない状態について懸念を示したという。

審理に先駆けて、政権は28日、留学生受け入れ資格取り消しへの反論の根拠を示すよう、同大学に30日の猶予を与えると明らかにしていた。

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