イーロン・マスク氏、米政権に「別れ」か 閣議であいさつ

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閣議に出席した実業家のイーロン・マスク氏=4月30日、米ホワイトハウス/Evelyn Hockstein/Reuters

閣議に出席した実業家のイーロン・マスク氏=4月30日、米ホワイトハウス/Evelyn Hockstein/Reuters

(CNN) トランプ米政権で政府効率化省(DOGE)を率いてきた実業家のイーロン・マスク氏は4月30日に開かれた閣議に出席し、政権と仕事ができたことは光栄だったと述べ、政権から身を引くことを示唆した。

電気自動車(EV)大手テスラの最高経営責任者(CEO)であるマスク氏は先週、投資家への決算説明で5月にテスラに戻る考えを明らかにしており、4月末までに政権での業務の大半をやめると広く予想されていた。

トランプ氏は閣議でマスク氏をねぎらい、好きなだけ政権にとどまるよう伝えつつも、テスラに戻ることに理解を示した。閣僚らもマスク氏に拍手を送った。

マスク氏は連邦政府のために1600億ドル(約23兆円)節約したと述べたが、この額は当初の目標の2兆ドルを大きく下回る。マスク氏はここ数カ月で目標を大きく後退させ、1月には1兆ドル削減できれば「素晴らしい成果」となると述べていた。

トランプ氏はたびたび、マスク氏がいつかは会社経営に戻らなければならないことを認めていた。バンス副大統領は4月上旬に、マスク氏が政府の特別職員でなくなっても、引き続き友人かつアドバイザーだとメディアに語っていた。

ただ、ベッセント財務長官やルビオ国務長官ら政権の一部閣僚とマスク氏の間には軋轢(あつれき)が生じていたとみられる。

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