スターバックスはご用心 中国コーヒーチェーン大手、米国に初店舗オープン

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瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)が米国で初の店舗を開店させた/CFOTO/Future Publishing/Getty Images

瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)が米国で初の店舗を開店させた/CFOTO/Future Publishing/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 中国のコーヒーチェーン大手、瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)が6月30日、米国で初となる店舗をニューヨーク市でオープンする。スターバックスやダッチブラザーズといったコーヒーチェーンとの競争が激しさを増しそうだ。

ラッキンコーヒーは公式サイトやSNSを通じ、割引や景品プレゼントで開店を告知している。店舗はニューヨーク大学に近いグリニッジ・ビレッジとノマド地区に位置する。

2017年創業のラッキンコーヒーはテイクアウト型の小規模店とキャッシュレス決済で若者を取り込む戦略を展開。中国ではスターバックスより約3割安い価格設定だ。

必要最小限のサービスに絞った簡素な店舗がほとんどなため、より低コストで事業拡大を実現している。注文はスマートフォン経由が基本。米国の外食業界もモバイル注文やロイヤルティープログラムを推進しており、顧客データを収集してリピーターを生み出している。

水出しコーヒーやホットコーヒー、抹茶系など定番のメニューに加え、パイナップルやラズベリーを加えたアイスコーヒーや、ココナツミルクとフルーツジュースなどをミックスした「リフレッシャー」などが並ぶ。ペストリーも少量販売している。

注目すべきは、中国でスターバックスを上回るラッキンコーヒーの勢いだ。店舗数は19年に逆転し、米国進出の自信を強めた。

本国で成功したラッキンコーヒーの手法が米国でも通用するかは未知数だ。スターバックスには50年以上の実績という大きな優位性がある。

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