トランプ氏選挙集会、殺人共謀罪で起訴のラッパー2人を壇上に
(CNN) トランプ前米大統領が23日にニューヨーク州ブロンクスで開催した選挙集会で、殺人共謀罪で起訴されたラッパー2人を壇上に招く場面があった。
トランプ氏は演説中、ラッパーのシェフGとスリーピー・ハローを紹介し、壇上に招いて発言を促した。
ブルックリン地区検察や裁判所の文書によると、シェフGことマイケル・ウィリアムズ被告は殺人共謀罪で起訴されており、スリーピー・ハローことティガン・チェンバース被告も共謀者として罪に問われている。
両被告は無罪を主張している。殺人や銃撃、暴行などの罪状が盛り込まれた起訴状には2人を含む32人のギャングの名前が記載されている。
トランプ氏は2人を紹介して登壇を促した後、2人と握手を交わした。
シェフGは「トランプ氏なら我々全員のために勝利を叫んでくれる」とコメント。続けてスリーピー・ハローも「米国を再び偉大に」と付け加えた。
23日の集会は、ニューヨークで進む「口止め料」公判の最終弁論を数日後に控える中で開催された。トランプ氏は34の重罪に問われているものの、無罪を主張している。